当TLOは、新潟県内の大学、短大、高専の研究より生まれる知的財産を民間のニーズに技術移転を行う目的で、新潟大学が主導し設立され、平成13年(2001年)11月に経済産業省により承認されました。当TLOは最大株主として新潟大学より出資を頂いております。特許の申請は各大学が主体的に行っており、当TLOは民間への技術移転、共同研究の仲介を中心に活動しております。
当TLOは、新潟大学発の技術である水素センサーの技術を国内の企業に移転に成功した実績を認められ文部科学大臣賞を大学、企業と一緒に受賞しております。また、2007年に全米の技術移転関係者が集うAUTM会議で「世界の移転技術100選」に選出されました。地球環境と人間社会が持続可能であるために、新潟TLOの水素センサー関連のエンジニアリングで気候変動への対応や脱炭素社会の実現を、皆様とともにめざしております。
その他の実績例として、新潟大学医歯学部が樹立しました形質細胞様樹状細胞株(PMDC05)について、国内外のがん免疫療法に関するバイオサイエンスの研究機関及び製薬会社を含め計60機関への供与を実施致しました。
これからの将来は、国際的産学連携はより活発化し、グローバリゼーションは足元のローカリゼーションから始まります。国際間でのビジネスや共同研究・開発の橋渡しについても経験豊富な新潟TLOを積極的にご活用くださればと存じます。